ピーター・シフは金が上昇しビットコインが後退する中で喜んでいる

出典：CritpoTendencia 原題：ピーター・シフ、金が上昇しビットコインが下落する中で歓喜 原文リンク：

今週月曜日、金融市場は複数の要因が絡み合い、大きな揺れを経験しています。これにより金価格は6週間ぶりの高値を記録し、一方でビットコインは大幅に後退しました。著名な暗号通貨批判者であるピーター・シフ氏にとって、この市場の反応はどちらがより重要な資産かを明確に示しています。

リスク資産にとっては厳しい出来事として、日本銀行の10年債利回りが2008年以来の高水準に上昇しました。これが金融市場に即時的な動揺をもたらし、欧州・アジアの株式市場や暗号通貨市場の下落を引き起こしました。

その一方で、金や銀といった安全資産は本日大きな値上がりを見せています。この現象は、リスク回避の資金が金属市場に流入し需要が高まったために起きたものです。

こうした状況を受けて、経済学者のピーター・シフ氏は月曜日に主要メディアを批判しました。彼は、メディアがBTCを「デジタルゴールド」と称する虚偽のナラティブを流布し、実際には価値のない投機的資産だと主張しています。

シフ氏はこの日、自身のXアカウントでビットコインを強く批判しました。「もしビットコインが暴落し貴金属が高騰している理由が分からないなら、どちらのことも理解していない証拠だ」と述べています。その無知こそがビットコインが$126,000まで上昇するのを許し、保有者が売却できない理由だと指摘しました。

シフ氏：メディアがビットコインのバブル増長に責任

別の投稿で、同氏はCNBCなどのメディアがBTCバブルに加担したと非難しました。このメディアは今後も、ビットコイン販売者を予定調和的なインタビューで招き、BTCに関する失敗した予測について責任を問わないだろうと述べています。

シフ氏は、メディアが暗号業界の代表者にBTCの下落や金の上昇について説明を求めないことを嘆いています。メディアは「デジタルゴールド」というナラティブを唱える者に疑問を投げかけず声を与えてきたが、今やそのナラティブが虚偽だと証明されても説明を求めることはないと示唆しました。

本日、シフ氏はビットコインを大量保有する著名企業も攻撃しました。同氏は、現在の動きがその企業にとって終わりの始まりだと主張。配当金支払いのために$14億4000万の準備金を設ける決定を「戦略の失敗の証拠」だと述べました。

このように、ビットコインが下落した今こそ自らの見解が正しいことを示す絶好の機会だとシフ氏は考えています。