DOGE（ドージコイン）の現状について話しましょう。

今回のいわゆるブルマーケットで、本当に目立った数字を出したのはごくわずかな主要コインだけです。それ以外は？ほとんどが笑い話のような存在になっています。上がるべき時に上がらず、逆にブルマーケットの中でベアマーケットのような動きを見せて、多くのコインが新安値を記録しました。一つのサイクルを終えて、多くの人は「スープすら飲めなかった」状態です。

XRPやZECといった古参コインを見てみましょう――価格が上がるのは一瞬、まるで爆竹のように一気に跳ねて終わり。個人投資家に反応する時間すら与えず、上がった後はじわじわと下落します。ZECが760付近まで上がった時、「そろそろ撤退時」と私は言いましたが、それでも1000を期待する人がいました。このような相場で、誰が勝ち誰が負けかわからないのでしょうか？

DOGEは老舗のミームコインでありながら、過去最高値を更新できませんでした。これは問題の本質をよく表しています。コイン自体がダメなのではなく、今回の流動性が非常に弱かったのです。2021年と比べてみてください。あの時はどんなプロジェクトにも数千万から数億の資金が流れ込み、ゴミコインですら相場に乗って上昇していました。今の資金量は全く別物です。

今回のブルマーケットが「ブルっぽくない」と感じるのも当然です。これは典型的な構造的相場で、資金はごく一部の人気セクターに集中し、他のコインにはチャンスすらありません。

DOGEについて言えば、今回の相場はすでに終わった可能性があります。しかし長期的に見れば、次のサイクルで新高値を更新する可能性は十分あります。ドージコインの洗い替えサイクルは基本的に年単位なので、他のアルトコインとは異なります。良い点は、取引所で上場廃止になったり価値がゼロになる心配がほとんどなく、次のブルマーケットが来れば高確率で損失解消あるいは利益化できることです。前提は――「持ち続けられるかどうか」です。