本日の業界概観：機関の動向＋クジラの動き＋マクロデータの徹底解析

【コイン界】今日は業界ニュースがかなり賑やかです。

まずは機関投資家の動向から。ロイターによると、StrategyがMSCIと指数除外について協議中とのことで、Michael Saylor本人も現場で財務データを公表し、自社の資本構造が非常に安定していることを強調しました。一方、21sharesはEthenaとMorphoのETP商品をリリースし、高成長DeFiインフラへの新たな投資チャネルを開きました。

オンチェーンのクジラも今日は活発です。あるアドレスは1,000万DAIを一気に使い、平均価格3,035ドルで3,297ETHを購入しました。さらに目立った動きとしては、8月25日に高値で1,900ETHを売却し、今日安値で2,017ETHを買い戻すという、高値売り・安値買いを見事に決めたアドレスもありました。HyperLiquidでは449万USDCが入金され、ZECのロングポジションを10倍レバレッジで仕掛ける準備が進んでいます。当然、失敗した例もあり、あるアドレスはBTCショートを清算して320万ドルの損失を出しましたが、別のロングポジションは250万ドル以上の含み益が出ています。

プロジェクトエコシステムでは、YZi LabsがEASY Residency第2期の選出チームを発表しました。Web3、AI、バイオテクノロジーなど複数の分野をカバーしています。担当者は、開発者が今はBNB Chainを選ぶ傾向が強い理由として、巨大なユーザーベースとトークンのパフォーマンスを挙げています。

テクニカル面では、昨日のビットコインの短期急騰がかなり強かったものの、アナリストは無理なロング追従には注意すべきと指摘。Matrixportは強気シグナルを示し、ビットコインがより高い安値をつけたとコメントしています。

マクロ経済指標では、今週は非農業部門雇用者数（NFP）の発表がなく、市場は今晩のADP「小NFP」データに注目しており、これはFRBの政策判断の重要な参考材料になる可能性があります。米国債利回りは小幅に低下し、みんなADP雇用統計とISMサービス業指数の発表を待っています。

最後にプラットフォーム関連ニュースですが、ある大手取引所がFIS、REI、VOXELの上場廃止を予定しています。また、大きなニュースとして、共同創業者の何一氏が共同CEOに就任し、プラットフォームの登録ユーザー数はまもなく3億人に達する勢いです。