チェーン上のレンディングは本当にまともなことができるのか？

先週、20年間伝統的な与信業務をやってきた友人と口論になった。開口一番「お前ら暗号やってるやつはコインの投機とギャンブル以外に何ができるんだ？」と。

そこで、彼にとって強烈な一例を見せてやった——あるDeFiプロトコルが最近リリースした米国債のトークン化ファンド商品。年率安定5.2%、しかも担保レンディング比率が80%までいけるのがポイントだ。

彼はその数字を1分近くじっと見つめて、急に「これこそまともな銀行がやるべきことじゃないか…」と言い出した。

現実世界の資産がチェーン上で動き始めている。DeFiはもはや投機ツールだけではない。国債のような伝統的な安全資産さえチェーン上の担保になれる時代、もしかしたら「金融インフラ」の定義を見直すべきかもしれない。