#美国终止政府停摆危机 12月8日、ビットコイン夜間相場の振り返りとトレード戦略

ここ2日間の相場の主要な要因について。米連邦準備制度理事会（FRB）によるQE（量的緩和）の終了は既定路線となり、市場は年内利下げの確率を85%-90%の範囲で織り込んでいます。これは中期的にビットコインにとって好材料です。しかし一方で、日本銀行の利上げ確率も90%に迫っており、この動きがキャリートレードの巻き戻しを連鎖的に誘発する可能性があり、直近の資金動向はかなり慎重になっています。

テクニカルでは、やや複雑な動きです。ビットコインの日足はEMA15（90800のトレンドライン）を上抜けし、MACDのヒストグラムも増加傾向で、短期的な強気の雰囲気があります。ただし、EMA30とフィボナッチリトレースメントが93600-94200付近で壁を形成しており、週足のレンジも90000-95000のボックス圏内に抑えられています。

オンチェーンデータは堅調です——取引所からのビットコイン純流出は66.8万BTCに達し、長期ロックアップの比率も約70%と、市場に流通している玉は確かにタイトです。ただETFによる新規資金流入の勢いは減速しており、高値圏での売り圧力も完全には解消されていません。

**中短期の見通しは？**

夜間は高確率で90000-93000のレンジで推移しそうです。上抜けの場合は93000をしっかり突破し、出来高が伴って初めて本格的なブレイクと判断できます。下抜けで90000を割り込むと、次のサポートは88000になります。明確なトレンドシグナルが出るまでは、一方向への賭けより、このレンジ内で「高値売り・安値買い」に徹した方が勝率は安定しそうです。

**具体的なトレード戦略（損切り含む）：**

ロングは押し目買いが基本で、追いかけて買わないこと。エントリーは90500-91000付近、ここはEMA15とキリ番のサポートが重なるゾーンです。もし極端な下落があれば、89500で追加ポジションを取るのも可。最終防衛ラインは89000で、これを割ったら短期ロングのシナリオが崩れるので即撤退します。

ターゲットは、第一段階は92000-92500（4時間足の上限）、ここを抜けたらポジションの一部を残しつつ93000-93500を狙うイメージですが、必ず分割で利確して欲張らないようにしてください。