Chainlinkがトロント証券取引所のリアルタイムデータに接続、2,400以上のDeFiプロトコルが伝統的金融データソースを利用可能に

【仮想通貨界】ChainlinkのDataLinkサービスが大きな動きを見せた——TMX Datalinxと提携し、トロント証券取引所ベンチャー（(TSXV)）のリアルタイム相場データをそのままブロックチェーン上に提供することになった。これは初めてのことで、従来の公認取引所のデータがこれほど直接的にオンチェーンアプリに供給されるのは前例がない。

今や40以上のチェーンにまたがる2400を超えるDeFiプロトコルが、これら規制下の市場データを呼び出すことができる。考えてみてほしい。今後、オンチェーンのレンディングプロトコルやデリバティブプラットフォーム、さらには合成資産でさえ、実際の取引所データをもとに価格設定やリスク管理ができるようになり、少数のプライスフィードに頼る必要がなくなる。

この取り組みの意義は、ブロックチェーンの透明性と従来金融の信頼性が、ついに同じプロダクト内で共存できるようになったことにある。DeFiにとっては、主流金融市場への参入チケットを手に入れたも同然だし、従来の機関投資家にとっても、オンチェーン決済やスマートコントラクトの効率が受け入れられる段階に来た。まさに双方が歩み寄る感覚だ。