Source: BlockMedia
Original Title: [コイン市場動向] 米金利引き下げでもビットコインの反発制限…9万2000ドルのボックス圏維持
Original Link:
11日、ビットコインは9万2000ドル付近で推移している。昨夜、米連邦準備制度(Fed)が基準金利を0.25%ポイント引き下げたにもかかわらず、市場の上昇幅は限定的だった。ジェローム・パウエル連邦準備制度理事会議長のややハト派的な発言に加え、日本銀行(BOJ)の金利決定というもう一つの変数も残っている。
米連邦準備制度の金利引き下げにもかかわらず、ビットコインの反発は限定的…9万2000ドルのボックス圏が継続
Source: BlockMedia Original Title: [コイン市場動向] 米金利引き下げでもビットコインの反発制限…9万2000ドルのボックス圏維持 Original Link: 11日、ビットコインは9万2000ドル付近で推移している。昨夜、米連邦準備制度(Fed)が基準金利を0.25%ポイント引き下げたにもかかわらず、市場の上昇幅は限定的だった。ジェローム・パウエル連邦準備制度理事会議長のややハト派的な発言に加え、日本銀行(BOJ)の金利決定というもう一つの変数も残っている。
この日午前8時30分時点で、国内のデジタル資産取引所アップビートではビットコイン(BTC)は前日の午前9時より0.15%下落し、1億3700万円で取引されている。同じ時間帯、グローバル取引所でも0.78%下落し、9万2104ドルで取引中だ。イーサリアム(ETH)は0.03%上昇の3328ドル、XRP(XRP)は2.94%下落し2.05ドルで取引されている。
CoinGlassによると、過去24時間でビットコインのポジション約1億42万ドル(約1472億円)が清算され、そのうち約62.9%がロング(買い)ポジションだった。全体のデジタル資産市場では約3億171万ドル(約4424億円)の清算が発生した。
12日(現地時間)、米連邦準備制度は基準金利を3.5〜3.75%にわずかに引き下げた。ただし、同日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)では、ジェローム・パウエル議長は「インフレの上振れリスクは依然として存在し、雇用市場にも下振れ圧力が強まっているため、政策運用に無リスクな道はない」と述べて慎重な姿勢を維持した。
IBK投資証券の研究員は、「ハト派的FOMCだったが、米国金利が反発し、関連の影響は織り込み済みであり、現水準からのさらなる上昇余地はあまり見られない」とし、「Fedが短期国債の買入を通じて流動性供給を示唆した点は肯定的な要因」と診断した。
パウエル議長の発言は予想ほど強硬ではなかったが、市場ではFRBが2026年までに一度だけ金利引き下げにとどまるとの見方が優勢だ。
「FRBは2026年初めに流動性とバランスシート縮小などの引き締め的資産管理政策に集中する」とし、「今日の国債買入は行われたが、量的緩和(QE)は金融システムに深刻な亀裂が生じるまでは再開されないだろう」との分析も出ている。
また、日本銀行(BOJ)の基準金利引き上げの可能性にも重みが置かれている。内田一郎日本銀行(BOJ)総裁は12月の会合で金利引き上げの是非を議論すると明言しており、その後、市場では12月の利上げの可能性が90%にまで高まった。
BOJはこれまで、トランプ米政権の関税政策が日本の景気と物価に与える影響を注視するために、1月の引き上げ後の追加措置を見合わせてきた。しかし、最近、内部で関税の景気への影響は限定的との評価が拡散し、BOJが再び金利引き上げに傾くとの観測が強まっている。
日本銀行の金融政策決定会合は、来る18~19日(現地時間)に開催予定だ。市場は政策金利が約0.75%に上昇すると予想している。
「次の主要イベントは、来る日本銀行の会議」とし、「日本国債(JGB)金利が数十年ぶりの高値に達しつつあり、日本銀行内部でもペース調整の必要性が提起されている」と述べた。
続けて、「円キャリーポジションが過熱した状況でBOJが予想外の政策を打ち出すと、グローバル市場全体に変動性が拡散するリスクがある」と付け加えた。
一方、デジタル資産市場の投資心理を示すオルタナティブの恐怖・貪欲(Fear&Greed)指数は、今日26点(恐怖)に上昇し、前日の22点(と比較して上昇した。オルタナティブの恐怖・貪欲指数は0に近いほど売り圧力が強く、100に近いほど買いの傾向が高いことを意味している。