Source: BlockMedia
Original Title: 金価格、4300ドル突破…FRBの流動性拡大に買い勢強まる
Original Link: https://www.blockmedia.co.kr/archives/1018737
国際金価格は連邦準備制度(Fed)の金利引き下げ決定と流動性供給措置に後押しされて強く反発した。11日(現地時間)ニューヨーク商品取引所(COMEX)で12月物金先物は前取引日比89.10ドル(2.12%)上昇し、1オンスあたり4,285.50ドルで終了しており、今年2番目に高い終値を記録した。これは11月12日以降最大の1日上昇幅であり、終値ベースでは史上最高値(4,336.40ドル)に対して1.17%低い水準だ。
金価格、4300ドル突破…連邦準備制度の流動性拡大に買い勢い
Source: BlockMedia Original Title: 金価格、4300ドル突破…FRBの流動性拡大に買い勢強まる Original Link: https://www.blockmedia.co.kr/archives/1018737 国際金価格は連邦準備制度(Fed)の金利引き下げ決定と流動性供給措置に後押しされて強く反発した。11日(現地時間)ニューヨーク商品取引所(COMEX)で12月物金先物は前取引日比89.10ドル(2.12%)上昇し、1オンスあたり4,285.50ドルで終了しており、今年2番目に高い終値を記録した。これは11月12日以降最大の1日上昇幅であり、終値ベースでは史上最高値(4,336.40ドル)に対して1.17%低い水準だ。
金先物価格は12日アジア市場で一時4313.0ドルまで上昇し、前日比+88.3ドル(2.09%)の上昇を続けた。週間の流れとしても、過去14取引日のうち11日上昇し、強い買い勢が流入している。年初比の上昇率は63.00%であり、1979年以降最も高い年間リターンを記録している。
今回の急騰は米連邦準備制度の25bp(0.25%p)基準金利引き下げと短期国債買い入れ発表に起因すると考えられる。ジェローム・パウエル連邦準備制度理事長の発言は市場ではややハト派的に解釈され、それに伴い追加金利引き下げ期待も高まった。同時に連邦準備制度は短期資金市場の安定化のために月額400億ドル規模の短期国債(T-bill)買い入れを開始すると発表し、これが短期金利上昇圧力を緩和し、金価格に好影響を与えた。
ドルは98台前半まで弱含み、米10年国債金利も4%台前半まで低下した。これにより、金など無利子資産の機会費用が低下したことも金価格の反発を支えた要因と分析される。さらに、中国の継続的な金保有拡大や中央銀行の需要、地政学的緊張状態などの構造的需要要因も金の上昇傾向を後押ししている。
一方、金とともに代表的な貴金属の銀価格も堅調で、1オンスあたり62.39ドルで取引を終えた。取引中には史上最高値の63.25ドルを記録したこともあった。MUFGのスジン・キムリサーチストは、「金と銀の両方とも中央銀行の買い拡大、ETF流入増加、国債・通貨資産回避心理の強化などの要因により、1979年以降最高の年間リターンを記録する見通しだ」と評価した。