投資者必読:如何用每股利益(EPSは何ですか)で株式選択戦略を立てる

EPSから理解する企業価値の第一歩

一株当たり利益(Earnings per Share、略称EPS)は、株式投資の価値評価において最も一般的に用いられる指標の一つです。簡単に言えば、企業が発行する一株あたりに配分される純利益の部分を反映しています。投資家はこの指標を通じて、自己が1ドル投資した場合に企業がどれだけの利益を生み出すかを迅速に判断できます。

EPSが高いほど企業の収益効率が良いことを意味します。これが、多くの投資家が上場企業を分析する際にまずEPSの推移を見る理由です。Apple(AAPL.US)の2019年から2024年までのEPSデータを見ると、企業の事業展開に伴い、一株当たり利益も継続的に上昇しており、これは投資家が期待する安定した成長のサインです。

実践的な株選び:EPSはどう役立つか

多くの株式初心者投資家が犯しやすい誤りは、EPSの絶対値だけに注目することです。実際には、EPSの真の価値は縦比較と横比較にあります。

縦比較——企業のEPS長期トレンドを観察する

一企業の単一四半期または年度のEPSだけではあまり意味がありません。過去5年間にわたりEPSが継続的に上昇している場合、その企業の収益力が強化されている証拠であり、投資対象として検討に値します。逆に、EPSが年々下落したり激しく変動したりしている場合は、慎重に評価すべきです。

横比較——同業他社と比較する

EPSが高い企業は、同業他社と比べて競争力が高いといえます。ただし、重要なポイントとして、流通株数は企業の自己株買いや増発により変動します。誤解を避けるために、**株価収益率(PER:株価÷EPS)**と併せて判断する必要があります。

半導体業界を例にとると、2018年から2023年までの間に、NVIDIA(NVDA.US)、Qualcomm(QCOM.US)、AMD(AMD.US)のEPSはそれぞれ異なる動きを見せています。2020年以降、QualcommのEPSは好調でしたが、EPSだけで株式を選ぶと、NVIDIAが同期間に達成した251%の株価リターンを見落とす可能性があります。一方、Qualcommは69%にとどまっています。これが示すのは、EPSは株式選択の参考要素の一つに過ぎず、絶対的な真理ではないということです。

PER(株価収益率)——EPSをより意味のあるものにする

EPSを用いて株式を選ぶ際には、PERという中間指標を導入する必要があります。例えば、企業Aの株価が30ドル、EPSが1ドルの場合、PERは30倍です。もし同じ業界の平均PERが10倍であれば、市場は企業Aに対して高い評価をしていることになり、過大評価のリスクも考慮すべきです。

PERの高さは、市場が企業の将来の成長をどの程度期待しているかを反映しています。高PERは、投資家がその企業の将来の収益性に期待していることを示唆し、低PERは成長性に対して慎重な見方を示す場合があります。

一株当たり利益の正確な計算方法

基礎公式

EPS =(純利益 - 優先株配当)÷ 流通普通株式数

各項目の意味は以下の通りです:

  • 純利益:企業の総収入からすべての費用を差し引いた後の利益。財務諸表の損益計算書の最下部に記載
  • 優先株配当:優先株に対して支払われる配当。通常、損益計算書の下部に記載
  • 流通普通株式数:発行済み普通株式から自己株式を除いた数。貸借対照表の株主資本の項目に反映

実例:米国銀行(BAC.US)のEPS計算

2022年の財務諸表を例にとると、

第一段階:損益計算書から純利益$27,528百万と優先株配当$1,513百万を確認

第二段階:加重平均流通普通株式数が81.137億株であることを確認

第三段階:公式に代入して計算: EPS = ($27,528 - $1,513) ÷ 81.137 = $3.21

財務諸表には通常、「普通株主に帰属する純利益」が直接記載されており、それを発行済み株式数で割ることで同じ結果が得られます。投資家は多くの場合、自分で計算する必要はなく、上場企業の財務諸表に直接EPSが記載されています

EPSの調査方法と情報源

公式財務諸表による確認(最も正確)

例としてApple(AAPL.US)の場合の調査手順は以下の通りです:

  1. 米国証券取引委員会(SEC)の公式サイトsec.govにアクセスし、「SEARCH EDGAR」機能を利用
  2. 検索条件を入力:四半期報告書は「10-Q」、年次報告書は「10-K」、企業コードは「AAPL」
  3. 該当する財務諸表を開き、「CONSOLIDATED STATEMENTS OF OPERATIONS」内の「Earnings per share」項目を確認

金融情報サイトによる調査(便利だが遅延の可能性あり)

SeekingAlphaやYahoo Financeなどの無料情報サイトも利用可能ですが、基本EPS、希釈EPS、予測EPSなど複数の種類があるため、**基本的な一株当たり利益(Basic EPS)**を選んで分析するのが一般的です。

EPSの落とし穴:知っておくべき詳細

株式買戻しの影響

企業が継続的に大規模な自己株買いを行うと、流通株式数が減少します。同じ純利益であっても、分母が小さくなるため、EPSは人為的に引き上げられます。この点に注意しない投資家は、収益性が向上していると誤解しやすいです。

特殊項目による歪み

企業が資産売却や事業売却、税制優遇措置を受けた場合、これらの一時的な収入が純利益に反映され、EPSを虚飾することがあります。例えば、飲食チェーンが土地や建物を売却して多額の収入を得た場合、その金額を通常の営業利益に含めて評価すべきではありません。

投資家は、継続的な営業活動によるEPSと調整後EPSを区別し、後者の方が企業の実質的な経営能力をより正確に反映していることを理解する必要があります。

希釈EPSと基本EPSの違い

財務諸表には通常、2つのEPSが記載されています:

基本的EPS

計算式: 基本EPS =(純利益 - 優先株配当)÷ 流通普通株式数

希釈EPS(Diluted EPS)

将来的なリスクも考慮した計算式: 希釈EPS =(純利益 - 優先株配当)÷(流通普通株式数 + 希釈性証券)

希釈性証券には、従業員のストックオプション、制限付株式、ワラント、転換社債などが含まれます。例えば、コカ・コーラ(KO.US)の2022年度純利益は954.2百万ドル、流通株式は432.8百万株、希釈性証券は220万株の場合、

希釈EPSは: $95.42 ÷(432.8 + 2.2)= $2.19

2つの違い

項目 基本EPS 希釈EPS
計算基礎 現在の株式数 完全希釈後の株式数
参考意義 現状の収益性 リスクと潜在的希薄化を考慮
投資判断 価値評価はやや低め より正確な株主利益を示す

希釈EPSは、完全希薄化後の株主の利益に与える影響をより正確に評価するのに役立ちます。

EPSと株価・配当の関係性

EPSと株価

一般的には、EPSと株価は正の相関関係にあります。EPSが堅調であれば投資家の信頼感が高まり、株価も上昇しやすくなります。ただし、この関係は絶対的ではありません。企業のEPSが市場予想を下回ると、成長があっても売り圧力により株価が下落することもあります。一方、EPSが予想を上回った場合、前年同期比が下がっていても株価は上昇する可能性があります。

EPSと一株当たり配当(DPS)

一株当たり配当(Dividend Per Share、DPS)は、企業が株主に支払う一株あたりの配当金額です。計算式は: DPS = 総配当金 ÷ 流通普通株式数

EPSは企業の純利益を示し、DPSはその利益のうち株主に還元される部分を示します。高配当利回りの企業は、利益の大部分を配当に回していることを意味し、将来の成長資金が少なくなる可能性もあります。逆に、成長志向の企業は利益を内部留保し、事業拡大に充てる傾向があります。

よくある質問と回答

Q:EPSはどれくらい良い数値なのか?

A:絶対的な「良し悪し」の基準はありません。重要なのは、EPSの推移を観察することです。継続的に上昇している場合、収益力が向上していると判断できます。また、同業他社と比較してEPSが高い場合は競争力が強いといえます。さらに、PERや成長率など他の指標と併せて総合的に判断することが重要です。

Q:EPSは予測できるのか?

A:可能です。ウォール街のアナリストは、企業の将来展望に基づき、今後のEPSを予測します。投資家は、予測EPSと実績EPSの差異を通じて、市場がその企業に対してどの程度期待しているかを判断できます。

Q:EPSの数字に騙されないためにはどうしたら良いか?

A:背後にあるデータの理由を深く分析する必要があります。特殊項目の影響、株式買戻しによる希薄化、流通株数の変動などを理解し、同業他社と比較しながら、多角的に判断することが重要です。

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