前回のクリプトシグナル王ムラッド：2026年のブルマーケットが来る116の理由

Muradは116個の強気理由、データ分析、オンチェーンシグナルを共有し、暗号通貨の強気相場が2026年まで続く可能性があり、今回のサイクルは過去の4年周期の規則を打破し、より長く続き、ビットコインは15万～20万ドルに達する可能性があると考えています。この記事はMustStopMuradポッドキャストを元に、深潮TechFlowが整理・翻訳・執筆しました。

（前提：バーンスタイン「ビットコインが25%調整しても強気相場の天井ではなく、ファンダメンタルズに変化はなく一時的な調整に過ぎない」）

（背景補足：最も完全なデータ指標分析「ビットコインが10万ドルの重要ラインを割れたが、強気相場は本当に終わったのか？」）

ゲスト：Murad
ポッドキャスト出典：MustStopMurad
原題：116 Reasons why Crypto BULL MARKET is NOT OVER
配信日：2025年11月27日

要点まとめ
前回のサイクルで「指示出し王」と呼ばれたMuradを覚えていますか？Memeスーパ―サイクル理論を提唱した人物です。
彼が再び戻ってきました。
本ポッドキャストでMuradは116個の強気理由、データ分析、オンチェーンシグナルを共有し、暗号通貨市場の強気相場が2026年まで続く可能性があることを示しました。
Muradは、この市場サイクルが従来の4年周期の法則を打ち破り、より長く続く可能性があると考えています。

主な見解まとめ

• ビットコインは今後放物線状に上昇し、15万～20万ドルの高値に達する可能性がある。
• ETF保有者のビットコインに対する長期的信頼は非常に強い。
• ビットコインの強気相場はまだ終わっておらず、2026年まで続く。
• ステーブルコイン市場はスーパーサイクルに入っている。
• 最近の大部分の売りはトレーダーと短期保有者によるもの。
• 市場サイクルが4年だけという意見には同意せず、今回のサイクルは4年半から5年まで延長し、2026年まで続く可能性がある。
• 上方 (ショート方向) の清算量が下方 (ロング方向) より明らかに多く、ショートポジション数がロングポジションより多い。
• ビットコイン伝統サイクルトップを示す30個のシグナルのうち、どれも発動しておらず、市場はまだトップ領域に達していない。
• 2025年の市場動向、現状の価格変動も含め、レンジ相場段階であり、次の上昇の基盤を築くものかもしれない。
• 11月下旬と12月のビットコインオプション最大ペイン価格はそれぞれ102,000ドルと99,000ドルで、現状よりはるかに高い。
• ビットコイン価格はETFコストベース区間 (約79,000～82,000ドル) 付近で底を打ち、この範囲はETF実現価格とも一致。
• また、80,200ドル (直近安値をやや下回る) がビットコインの実際の市場平均価格と見なされている。複数の価格指標が79,000～83,000ドルの区間で重なり合い、ETFコストベース、実現価格、市場平均価格が含まれる。こうした価格重合は一般的にサポートエリアとされる。
• ビットコインの実現価格分布をさらに分析すれば、83,000～85,000ドル区間も重要なサポート・レジスタンス転換エリアであることが分かる。

ポッドキャスト内容
最近のBTC急落の原因分析
まず答えるべき質問は：なぜビットコイン (BTC) は125,000ドルから80,000ドルまで急落したのか？

まず、4年周期理論を信奉する投資家が大量売却に走ったことが下落圧力を強めました。同時に、米国政府の長期シャットダウンが市場予想を上回り、マクロ経済の不確実性がさらに高まりました。政府シャットダウンによりリポ市場に資金圧力が生じ、株式市場の小幅下落もBTC価格にマイナス影響を与えました。

また、小規模なデジタルリザーブ企業やビットコイン初期保有者も市場感染効果で売却しました。小規模ながら、いわゆるBTCクジラの一部が最新のBTCコアアップデートに不満を示し、「抗議的売却」を行いました。これらの要因が過去6週間でビットコイン価格の異例の急落（125,000ドル→80,000ドル）を招きました。

それでも私は116の理由とチャートで、ビットコインの強気相場は終わっておらず、2026年まで続くと証明します。

BTC強気相場が2026年まで続く116の理由
テクニカル分析と価格構造 (TA)
直近の36%下落は、これまで見たことがないものではありません。本サイクルの全ての調整を見れば、今回は最速・最急・最大ですが、2025年初頭には32%、2024年中頃にも33%の調整がありました。これらは今回の36%調整とおおよそ同等です。したがって、今回のサイクルの現状から見て、特に異常なことではありません。

3日足で強気のハンマー (Bullish Hammer) が現れ、通常これは反転パターンです。今後2～3週間で底を築けるか観察が必要ですが、この3日足のローソク足パターンは強気です。

引き続き高値・高安値 (Higher Low) のパターンが続いています。高時間軸の観点から、80,005ドルの安値がローカルボトムであれば、BTCは引き続き高安値を更新中です。

BTCは直近2週の需要ゾーンをテストしたばかりで、本質的にサポートに位置しています。

月足の時間軸では長期上昇平行チャネル内です。このチャネルは2023年に始まり、現在も対角サポート上にあり、本質的に強気構造です。これは緩やかで安定した強気相場サイクルですが、構造はまだ崩れていません。

より長期で見ると、対数スケールでも上昇平行チャネルがあり、その対角サポートは2013年に遡ります。その構造も技術的には健在で、ちょうど下限をテストしたところです。

さらに、2021年初頭・2021年末・2024年初にレジスタンスとなった対角線もあります。2024年末にこれをブレイクし、2025年初にサポートとしてテスト、そして今またサポートとしてテスト中で、これはレジスタンスからサポートへの転換確認かもしれません。

モメンタムと売られすぎ指標
週足RSIはFDX崩壊以来、かつてない低さです。過去に週足RSIがこれほど低かったのは、2018年の弱気相場ボトム、COVIDボトム、2022年中盤の3AC/Luna崩壊時だけです。現在はおおよそCOVID時期と同水準ですが、2023年以降の週足では最低です。こうした週足RSI水準とチャートを照合すると、弱気相場終盤のボトムやCOVID暴落のような急落期と一致することが多いです。

日足RSIは2年半ぶりの低水準で、前回この水準だったのは2023年夏です。統計によれば、BTC日足RSIが21を下回ると、今後のリターン期待値は有利な傾向です。

もう1つの指標はパワーロー (Power Law) からの乖離で、現在は「買いゾーン」水準です。

本サイクルの全ての調整ボトムを結ぶと…