中国の金需要は、3月に輸入が2年ぶりの高水準に達したことで急速に持ち直した。最新データによると、中国は同月に162メートルトンの金を輸入しており、価格が高止まりしていたにもかかわらず買い手が活発であり続けたことを示している。
同時に、中国人民銀行(PBOC)は金の買い付け連勝を17カ月連続に延ばした。中央銀行は3月に5トンを追加し、金の総保有量を過去最高の2,313トンへ押し上げた。この着実な買い付けが、中国を世界の金市場における最重要プレーヤーの一つとして注目させ続けている。
強い需要が中国の金市場に再び戻る
3月は、中国の金への需要が幅広く回復した。季節要因が卸売りの買い付けを押し上げ、また国内の金の上場投資信託(ETF)は第1四半期にかけて引き続き新たな資金流入を引き付けた。
この流れは、投資家が依然として金をお金を退避させる安全な場所だと見ていることを示している。言い換えると、多くの買い手は、市場が不確実に感じられるときに金を金融保険のように扱っているように見える。
3月の急騰を主に後押しした要因には、以下が含まれる:
- 強い投資需要
- 中央銀行による買い付けの継続
- 世界的な不確実性の中での安全資産志向
- 伝統的な資産からのポートフォリオ分散
ただし、市場のあらゆる部分が上昇したわけではない。宝飾品需要は、高止まりしていた金価格が消費者の行動を変えたことで、弱含みのままだった。
PBOCの買い付けが金塊にさらなる下支えを追加
PBOCによる3月の5トン購入は、2025年2月以来の最大の月次増加となった。さらに、中央銀行が着実に積み増していることは、中国の準備計画において金が戦略的な資産であり続けていることを示唆している。
これが重要なのは、公式の買い付けは市場に追加の支えを与えることが多いためだ。主要な中央銀行が月ごとに金を買い足し続けるとき、投資家は通常、より強く注意を払う。
中国のより広範な貴金属需要も、3月には改善した。報道によると、銀の輸入も同様に増えており、工業用途と投資家の関心の両方によって支えられていた。
なぜ投資家は中国をより綿密に見ているのか
世界の投資家にとって大きな焦点は「一貫性」だ。中国は金の輸入を増やすだけでなく、公式の準備を着実なペースで積み上げている。したがって、この傾向は2026年まで金価格を下支えするのに役立つ可能性がある。
地政学に関する懸念や準備の分散が続くなか、中国の金戦略は市場における主要な力としてとどまるかもしれない。