7月16日に公表されたCenter for Economic Policy Research(CEPR)のレポートによると、米国の労働生産性の成長は、2023年初めから2026年の第1四半期までの間に平均2.5%だった。これは、2005年から2019年の間に年平均1.5%だったパンデミック前の水準から大きく上昇している。だがCEPRは、この伸びは主に、全要素生産性(TFP)が0.8ポイント上昇したことによってもたらされており、生成AIによる技術革新の成果ではないと指摘した。
CEPRの分析では、企業はAIの長期的な影響に対する需要の高まりと不確実性に対し、真の技術的な効率改善ではなく、労働を強化し、既存設備の稼働率を引き上げることで概ね対応していることが明らかになった。シンクタンクは、この「締め付け(squeezing)」による生産性向上のやり方は、労働コストを押し上げ、インフレ圧力を強め得ると警告した。これは、通常はインフレを刺激せずに経済成長を下支えする、真正な技術革新とは対照的だ。