火曜の時間外取引で、Appleの株価はほぼ横ばいとなった。月曜に開催された同社のWorldwide Developers ConferenceでAI機能を発表したのを受けて、BarclaysとUBSのアナリストらが慎重な評価を出した。Barclaysは「Underweight(弱気)」を維持し目標株価を253ドルに設定した。一方UBSは「Neutral(中立)」を維持し目標株価を296ドルとし、両社とも、発表されたAIの能力が意味のあるiPhoneの買い替えサイクルにつながるとの見方に懐疑的だと述べた。アナリストのコメントは、月曜に行われたWWDCでのAppleのApple Intelligenceの披露に続くもので、同社は、文脈を理解するSiri、文章作成ツール、画像生成といったAI機能を実演した。
BarclaysとUBSがApple株に慎重な評価
Barclaysは、株価目標253ドルでAppleに「Underweight」の評価を継続し、同社はこれが金曜終値からおよそ15%のディスカウントに相当すると示した。同社は、AppleのSiri AIとApple Intelligenceは「興味深いものの、必ずしも変革的ではない」と述べ、さらに発表された変更と更新された機能は、TheFlyによれば「段階的なものであり、iPhoneのアップグレード・サイクルを動かすには十分ではない」とした。Barclaysはまた、AppleのAI提供の収益化に関する懸念も取り上げた。
UBSは、開発者向けカンファレンスでのプレゼン後もAppleに「Neutral」の評価を維持し、目標株価を296ドルに据えた。同社は、AI関連の機能がユーザー体験に付加価値をもたらす一方で、フォールド端末の秋の発売予定に先立ち、これらの発表が「iPhone需要の『重要な』牽引材料」になるとは見込んでいないと述べた。UBSはさらに、Appleの「AIの歩みは今後数年かけて反復的に進む可能性が高い」と付け加えた。
WWDCでAppleがApple Intelligenceを公開
月曜に行われたAppleのWWDC基調講演では、Apple Intelligenceとしてブランド化された大規模なAI刷新が披露された。同社は、画面上のコンテンツを理解し、アプリをまたいで行動を実行し、会話の記憶を保持できる文脈対応型Siriを実演した。ほかの機能として、AI搭載の文章作成ツールや画像生成がある。
Appleの公式サイトでは、Siri AIは今年後半に提供開始され、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Proに対応するとしている。同社は、Siri AIは当初は欧州連合(EU)では提供されないこと、また新しいAI機能はまだ中国では提供されないと指摘した。月曜の発表後、Appleの株価はほぼ3週間で最大の1日下落となった。執筆時点で、AAPL株は火曜は横ばいだった。
Stocktwitsで株の見方が中立へ
Stocktwitsでは、この銘柄に対する個人投資家のセンチメントが「弱気」から「中立」に改善し、過去24時間でメッセージの出来高が「通常」から「高い」に増えた。AAPL株は、今年ここまでに11%以上上昇している。
FAQ
なぜBarclaysはWWDC後にAppleのUnderweight評価を維持したのですか?
Barclaysは、AppleのSiri AIとApple Intelligenceは「興味深いものの、必ずしも変革的ではない」と述べ、発表された変更は「段階的であり、iPhoneのアップグレード・サイクルを動かすには十分ではない」とした。同社はまた、AppleのAI提供の収益化に関する懸念も表明している。
AppleのSiri AI機能はいつ利用可能になりますか?
Appleの公式サイトでは、Siri AIは今年後半に提供開始され、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Proに対応するとしている。同社は、Siri AIは当初は欧州連合(EU)では提供されないこと、また新しいAI機能はまだ中国では提供されないと指摘した。