バンク・オブ・アメリカのチーフ・インベストメント・ストラテジストであるマイケル・ハートネットによれば、6月1日時点で現在の米国株式市場の構造は、2000年のドットコム・バブルのピークと驚くほど似通っているという。5月下旬に指数が過去最高の引け水準に到達した一方で、新高値を更新したのはS&P 500の構成銘柄のうちわずか20銘柄で、その大半は人工知能(AI)と半導体の分野に集中しており、2000年3月に見られた集中パターンをなぞる形だ。
この反発(リリー)はAI関連の上昇によって主導された。Micron Technology(MU)は87.8%急騰し、SK Hynixは81%上昇、AMDは45.6%上昇し、Samsung Electronicsは5月に43%上げた。Nasdaq Composite指数は4月と5月を合わせた期間で25%急騰し、20年以上ぶりの最良の2カ月間のパフォーマンスを記録した。だが、市場の裾野を示す指標は悪化している。5月20日時点で、S&P 500のうち200日移動平均を上回っていたのは55%にとどまり、またアドバンス・ディクライン・ラインは4月中旬以降下落が続いている。