2026年6月7日01:00から01:15(UTC)にかけて、ETHは15分以内で短期的に急騰し、利回りは+1.40%に達した。価格レンジは1564.23〜1587.33 USDTで、振幅は1.48%。前期のマクロ流動性が継続して引き締まる中、米連邦準備制度(FRB)がやや強硬な姿勢を示しリスク資産を抑え込んでいる背景では、今回の値動きは市場心理の局所的な改善を示すものとなり、短期トレーダーの注目を集めている。
今回の値動きの主な原動力は、デレバレッジ(過剰な借入の解消)プロセスが終盤に近づいていることだ。先物の未決済建玉は週次で前週比-7%となり、67億ドルに低下。資金調達率は序盤のピーク+0.03%から中立水準へ後退し、72時間以内に6.5億ドル超の暗号資産が清算された。そのうちETHのロングポジションは1.3億ドル。投機的なレバレッジは大幅に解消され、テクニカルなリバウンドの土台が整った。
さらに、機関投資家の資金流入が継続しており、重要な下支えになっている。現物ETH ETFは2026年4月に3.56億ドルの純流入を記録し、6か月連続のマイナス成長の流れを終えた。BlackRockとFidelityが主導した。大型ETHアドレス(10,000 ETH超)の数は1,155個まで増加しており、長期の機関投資家がポジションを積み増していることを示している。供給側も同様に引き締まりつつあり、流通ETHの約30%〜35%がステーキングされている。取引所の準備残高はネットで10.8万枚超が流出しており、売却可能な供給が引き締まったことで価格に底堅い支えが提供されている。
現在のボラティリティ関連のリスクには引き続き警戒が必要だ。米ドル指数は高水準のままで推移し、米国10年債利回りは4.08%を維持している。マクロ流動性の引き締まりという背景は、上方向への余地を抑える可能性がある。ETH/BTCの為替レートは7か月ぶりの低水準にあり、ビットコインのdominanceは53.2%に達している。市場は、ビットコインが落ち着いた後にETHが市場全体を上回る展開へ切り替わる初期段階にあるのかもしれない。重要なサポートは1560ドル、レジスタンスは1600〜1650ドルの範囲に注目すること。短期トレーダーは、現物ETH ETFの流入の継続性、取引所のETH準備残高の変化、資金調達率の推移を綿密に監視する必要がある。