- SECの提案では、企業が四半期のForm 10-Qの提出ではなく、半年報をForm 10-Sで提出できるようにすることを認めています。
- 企業は毎年、半年報と年次報告書を1つずつ提出することになり、報告頻度の要件が減少します。
- 提案は、新たな報告ルールの採用または改訂の可能性が出る前に、60日間のパブリックコメント期間に入ります。
米証券取引委員会(SEC)は水曜日、四半期の提出書類の代わりに半年報を提出できるようにするための、規則および様式の改正案を公表しました。この提案では、Form 10-Qの代替として新しいForm 10-Sを導入します。この動きは、連邦の証券法に基づく中間報告義務を企業がどのように満たすかについて柔軟性を与えることを目的としています。
四半期から半年期への変更案
現在、米国取引所法(Exchange Act)の13(a)条または15(d)条の対象となる企業は、Form 10-Qで四半期報告書を提出する必要があります。ただし、この提案では、対象となる企業がForm 10-Sを使って半年期報告へ切り替えられるようにします。
その結果、この選択を行う企業は、各会計年度に半年報を1本と年次報告書を1本提出することになります。これは、これまでの「四半期報告3本と年次報告1本」という既存の構成に取って代わります。
SECの会長(Chairman)ポール・S・アトキンスによれば、現在の枠組みは企業と投資家の柔軟性を制限しているとのことです。彼は、この改正により、双方が自らのニーズに応じて報告頻度を決められるようになると述べました。
提出期限と開示の変更
この提案のもとでは、Form 10-Sで提出する企業は、提出者としてのステータスに結び付いた特定の期限を満たす必要があります。半年報は、会計年度の前半が終了した後、40日または45日で提出期限が来ることになります。
一方、SECは改正の一環としてRegulation S-Xも見直す計画です。この規則は、定期的な提出書類や登録書類にまたがって、財務諸表の要件を定めています。
これらの変更は、新しい半年期の枠組みに合わせて開示ルールを整合させることを狙っています。また、同オプションを選ぶ企業向けに、既存の財務報告要件を簡素化しようともしています。
パブリックコメント期間と今後の流れ
SECは、公式ウェブサイトおよび連邦官報(Federal Register)に、提案するリリース全文を掲載することを確認しました。この手続きにより、提案は公衆の見直しに対して正式に開かれます。
同庁は、連邦官報への掲載後に60日間のコメント期間を設定しました。この間、市場参加者は提案された変更について意見を提出できます。
審査プロセスによって、改正案が現行の形で前進するのか、または改訂を受けるのかが決まります。