アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミストであるトルステン・スロックによれば、2026年には、伝統的な60/40のポートフォリオ配分(リターンのための株式60%と、安定性のための債券40%)は、AI対非AIの配分に置き換わったという。S&P 500の上位10銘柄の時価総額は現在、指数全体の約40%を占めており、その10社のうち9社はAIと強く関連している。内訳は、Nvidia(7.5%)、Apple(6.8%)、Alphabet(6.4%)、Microsoft(4.2%)、Amazon(3.9%)、Broadcom(2.8%)、Meta(2.5%)、Tesla(2.3%)、Micron(1.6%)だ。
資本配分はあらゆる市場でAIに大きく偏っている。2026年のベンチャーキャピタル投資フローのうち87%がAI企業向けであり、新規の投資適格社債発行の49%およびハイ・イールド債発行の38%はAIインフラ関連だ。AIデータセンターへの投資は、2026年に見込まれる米国のGDP成長率2%のうち、約半分を占める。重要なリスクは、AIの恩恵が半導体およびデータセンター設備の領域を超えて、より広い経済全体に波及するかどうかにある。AIの設備投資(capex)の大幅な減速は、経済全体に連鎖して波及する可能性がある。