SpaceXの株価は、ナスダック100組み入れ(Nasdaq-100 inclusion)初日、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、前営業日比6.8%下落し、149.47ドルで終了した。この下落は、インデックスに連動する投資信託やETFからのパッシブファンド8,000億ドルが需要を押し上げるとの予想にもかかわらず発生した。インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズのCEO、ジェイ・ハットフィールド氏は、この下落は、すでに組み入れに備えてポジションを取っていたヘッジファンドや短期トレーダーに加え、ハイテク株全般の弱さによるものだと述べた。
SpaceXの株価パフォーマンスとIPO以来のボラティリティ
終値149.47ドルは、6月のIPO公開価格135ドルを上回っているが、過去最高値の200ドルと初日の寄り付き150ドルの両方を下回っている。時間外取引では株価は約1%回復し、150ドル台に戻った。同株は6月のIPO以来、高いボラティリティを示している。
債券市場が投資家の懸念を引き起こす
SpaceXは最近、250億ドルの社債を発行したが、これは当初投資適格級の格付けを取得していたものの、流通市場では投機的格付けの「ジャンク債」に典型的なスプレッドで取引された。2036年満期の債券のスプレッドは、発行時の米国債(U.S. Treasuries)利回りに対する1.4ポイントから、流通市場では1.65ポイントに拡大し、投資家が認識されたリスクを補うためにより高い利回りを要求していることを示している。
ウォール街のアナリスト、目標株価229ドルで買い推奨を発表
ロンドン証券取引所グループのデータによると、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーを含む11社が、カバレッジ初日に「買い」レーティングを発表した。これらの企業の多くは6月のIPOの引受(June IPO underwriting)に関与しており、「クワイエット・ピリオド」終了後に見解を表明できるようになった。既存のカバレッジと合わせて、現在23社がSpaceXをカバーし、コンセンサス目標株価は229ドルとなっており、これは終値149.47ドルに対して53%のプレミアムに相当すると、日経が報じている。
成長予測は通信とAIに焦点
モルガン・スタンレーは、SpaceXの通信事業は2030年までに利払い・税引き前利益(EBIT)で659億ドルを生み出すと予測しており、これは2025年の15倍に相当する。同社はAI事業が今年黒字化し、2030年にはEBITで959億ドルに達すると見込んでいる。ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは、AI事業が企業価値の約70%を占めると推定し、JPモルガンは80%と予測している。日経は、AI事業が現在損失を計上していることから、こうした期待は時期尚早かもしれないと指摘した。
FAQ
ナスダック100組み入れ初日にSpaceXの株価はどうなったか?
SpaceXの株価は、ナスダック100組み入れ(Nasdaq-100 inclusion)初日、前営業日比6.8%安の149.47ドルで終了した。この下落は、パッシブファンドが需要を押し上げるとの予想にもかかわらず発生した。
ウォール街のSpaceX株価目標は?
SpaceXをカバーする23人のアナリストのコンセンサス目標株価は229ドルで、終値149.47ドルを53%上回っている。11社がカバレッジ初日に「買い」レーティングを発表した。
アナリストのSpaceXのAI事業に関する予測は?
モルガン・スタンレーは、SpaceXのAI事業が今年黒字化し、2030年までにEBITで959億ドルを生み出すと予測している。ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは、AI事業が同社の企業価値の約70%を占めると推定している。