ホルムズ海峡の閉鎖が供給を振り向け、米国の原油輸出は1日当たり5.48Mバレルの新記録へ

ゲート・ニュース 4月25日号 米国の原油輸出は、ホルムズ海峡の閉鎖を受けてアジアおよび欧州の買い手が米国の供給へと向かったことで、1日当たり548万バレルという新たな過去最高を更新する見通しだ。米国エネルギー情報局 (EIA) は、先週の米国の原油および石油製品の輸出が1日当たり約1,290万バレルに達し、観測史上最高水準だったと報告した。Kplerのデータでも、先月の米国の液化天然ガス出荷が過去最高水準に到達したことが示された。

ホルムズ海峡の閉鎖は、市場に大きな混乱を生み出した。戦争前は、同海峡を通じて毎日およそ2,000万バレルの原油および石油製品が出荷されていた。供給ショックにより、北海のターミナル(から所定の期日に積み込まれたデート物ブレント )現物原油カーゴは、4月上旬において、先物のブレント(期近)契約よりも1バレル当たり$25 超の水準で取引されることになった。この2つの価格間における、例外的に珍しいプレミアムだった。ブレント先物は4月に1バレル当たり平均約$100 だった一方、現物のカーゴ価格は1バレル当たり$121 により近い水準で取引された。JPモルガンのアナリスト、ナタシャ・カネバは、4月の供給損失を1日当たり1,370万バレルと見積もった。とはいえ、各国は商業用および戦略用の原油備蓄から、1日当たりおよそ710万バレルを取り崩している。さらに需要は、4月に1日当たり430万バレル減少すると見込まれており、主に中東とアジアでの減少が中心となる。その結果、世界の供給不足は1日当たり660万バレルへと縮小している。

世界の余剰生産能力のほぼすべてを保有するサウジアラビアとアラブ首長国連邦は、ホルムズ海峡の閉鎖により実質的に世界の原油市場から遮断された。カネバは、現在の価格は過去の基準から見れば極端には見えないものの、より高いガソリン価格がすでに米国での裁量的なドライブ需要を抑え始めており、上昇する航空運賃もジェット燃料需要を弱め始めていると指摘した。

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