ゴールドマン・サックスによると、米国のディーゼル在庫は2026年5月下旬時点で供給カバーが28日分まで低下しており、2003年以来の最低水準だ。商業用原油在庫が足元の下落ペースでさらに減少し、ホルムズ海峡がほぼ閉鎖されたままであれば、ディーゼルの在庫は8月までにカバー20日分にまで落ち込む可能性がある。米エネルギー情報局(EIA)のデータでは、ディーゼルの供給は1月下旬の36日分から5月22日時点で28日分まで減少した。
下落の背景には、地政学的緊張によりホルムズ海峡を通じた石油輸送が妨げられていることがある。同海峡ではペルシャ湾の生産者からの輸送が事実上停止し、原油生産の数百万バレル分が稼働停止を余儀なくされている。米国の製油所はこのギャップを部分的に相殺するために在庫を取り崩しているが、水路の閉鎖が継続すれば供給面の圧力が悪化する恐れがある。