米国労働省によると、5月の非農業部門雇用者数は6月6日に17.2万件の雇用を追加し、市場予想の8万件を大幅に上回りました。一方で失業率は4.3%のまま横ばいでした。予想を上回る雇用データが、FRB(米連邦準備制度)の利下げ期待を冷やし、米国債利回りを急激に押し上げる結果となりました。
10年国債利回りは6ベーシスポイント超上昇して4.544%となり、2週間ぶりの高水準を記録しました。同様に2年国債利回りも11ベーシスポイント超上昇して4.162%となり、2025年2月以来の最高水準に達しました。上昇する債券利回りは急激な株式の売りを引き起こし、投資家は高バリュエーションのテック株から資金を振り向けました。半導体ETFは10%超下落し、米国の主要4つの株価指数はいずれも下落しました。Fwdbondsのエコノミスト、クリストファー・ラプキーは、労働市場がこれほど強いなら、FRBが利下げに踏み切る理由は乏しく、インフレリスクに注力すべきだと指摘しました。