2026年2月12日、米国銀行協会(ABA)は米国貨幣監督庁(OCC)に正式に書簡を送り、Ripple、Circleを含む複数の暗号通貨企業の国家銀行免許審査を直ちに停止するよう要請しました。この動きは、米国の伝統的な銀行システムがデジタル資産分野の拡大に対して強く反発していることの表れと見られています。
ABAは書簡の中で、議会が暗号金融の規制枠組みを完成させていない段階で、OCCが従来の銀行の承認ペースに従ってこれらの申請を処理すべきではないと指摘しています。同協会は、規制当局は免許を付与する前に、申請者のコンプライアンス責任、資本構造、潜在的なシステムリスクを十分に評価すべきだと強調しています。
争点の一つは「GENIUS法案」に関するものです。ABAは、OCCが免許審査をこの法案に結びつけていることを批判していますが、この法案は複数の連邦機関による付随規則の整備を必要とし、全面的な施行には数年を要する可能性があります。ABAは、規制体制が未成熟なまま免許を急いで発行すれば、倒産や流動性リスクが高まることを懸念しています。
現在、Rippleの申請が最も注目されています。同社は以前、OCCから条件付き承認を得ており、これは全面的な免許取得まであと一歩と見なされています。この進展に対してABAは強く反対しています。また、World Liberty Financialも連邦認可の国家信託銀行になる申請を行い、政界で議論を呼んでいます。
これらの企業以外にも、Circle、BitGo、Paxos、野村證券傘下のLaser Digitalも関連事例として挙げられています。ABAはまた、一部の暗号機関が関連プラットフォームを通じて、「GENIUS法案」の利息収益に関する制限を回避し、規制の抜け穴を狙っている可能性を警告しています。
この事件は、米国の暗号金融と伝統的銀行システムの対立が激化していることを示しています。立法と規制の進展に伴い、OCCが審査ペースを調整するかどうかは、米国のデジタル資産業界の制度化の進行に直接影響を与えるでしょう。
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