ゼネラル・モーターズ(General Motors)は、情報技術(IT)部門の正社員従業員およそ500〜600人を削減しており、ブルームバーグによると、影響を受ける従業員への通知は2026年5月11日から始まる予定だ。今回のレイオフは、コストを抑えつつ専門的な技術スキルを持つ人材を追加することを目的としたGMのIT部門の再編の一環だ。
対象範囲と時期
GMは、今回の削減が、同社の社内ソフトウェアツールやコンピューティング・システムを支えるコーポレートITの職種に重点を置いていることを確認した。同社は、従来のITインフラの役割ではなく、車両向けのソフトウェアおよび人工知能(AI)作業に向けて、リソースと人員を再配分している。
車両ソフトウェアとAIへの戦略的な転換
今回のIT再編は、車両ベースのソフトウェアおよびAI機能へと向けたGMのより広範な戦略転換を反映している。同社は、来年からGMの車両におけるGoogle GeminiのAI統合を展開する計画だ。さらにGMは、2028年のリリースを目標にした「目を離してもよい(eyes-off)」運転システムを開発しているほか、同じく2028年に予定されている集中型コンピューティング・プラットフォームも用意している。これらの取り組みには、従来のコーポレートITの役割とは異なる専門的なソフトウェアおよびAI人材が必要となる。
さらなるコスト削減の背景
今回のレイオフは、2025年10月に発表されたさらに数百人規模の正社員削減や、数千人規模の工場従業員レイオフに続くものだ。情報源によれば、先行する削減は、GMの電気自動車(EV)投資が期待を下回り、2026年初めの米国での販売が横ばいにとどまったことを受けて行われた。